【事例】 全国療養費支払機構

利用者増に伴うデータ追加による、管理負荷やデータ活用に課題

あん摩マッサージ指圧、鍼灸、柔道整復術といった「手技療法」を行う施術所に対してレセコンを提供する一般財団法人全国療養費支払機構(以下、全療機)。同機構では、レセコン機能に留まらず、複雑な保険会計制度への対応も含めた施術所の業務効率化と経営支援までもサポートするシステムの構築を推進している。
そこで課題として浮上していたのが、増加を続ける患者や施術データの有効活用と、データベースの性能向上、運用管理にまつわる負荷の抑制だった。これらの課題を解消すべく選択されたのが、「 Oracle Autonomous Database Cloud」だ。

 
 

データの管理負荷抑制と有効活用を目指し、プラットフォームの再構築に着手

手技療法を行う施術所の経営をトータルで支援するシステムの開発を推進

蓄積された膨大なデータの管理と有効活用という命題

『改めて経営に目を向け、ITを活用したコスト管理や患者サポートに取り組まなければならない時代の要請に応え、全療機では療養費申請機能だけに留まらず、会計や勤怠、予約管理、さらにはCRMと いった機能を追加し、施術所の経営をトータルでサポートするシステムへのバージョンアップを進めています。すなわち、【レセコン機能を有した施術所向けの経営支援システム】の実現です。
しかし、もともとレセコンとして開発 していたため新機能を実装するための拡張性に欠けていたことに加え、構築も外部のSIベンダーに任せていたため、システムに対して私たち自身が手を入れることが困難となっていました。』

Amazon RDS for MySQL ユーザの悩み

『従来はデータベースにAmazon RDS for MySQLを利用していたのですが、データ量がある一定の基準を超えるとレスポンスが急激に劣化するといった課題を 抱えていました。継続してパフォーマンス・チューニングにも取り組んできたのですが、期待していたような性能向上を果たせませんでした。データベースの性能向上も重要な業務ですが、私たちが本来取り組むべき業務はレセコンの機能強化であり、手間と時間のかかるチューニングの負荷を軽減できるような基盤が求められていました。』

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